2008.02.13
サブプライムローン問題とは
新聞やニュースで何度も何度も耳にするサブプライムローン問題という言葉。わかってるようでわからない、この言葉の意味と問題点について解説します。
「サブプライムローン問題という言葉が何度もニュースで使われてるけど、それが何の事なのかよくわからないわ。サブプライム(低所得者向け)ってよく注釈が付いているけど・・・」
「サブプライムローン問題はその複雑な仕組みのために、影響が大きくなってしまったのです。専門用語がよく絡んできますからとっつきにくいですよね」
「そうそう!アナウンサーなんかも毎回の事だから解説もしてくれないし…。だいたい話してるあんたもわかってんの?って感じ」
「(苦笑)それでは順を追って説明していきましょうか」
サブプライムローンとは
「通常の融資を受けられる人(プライム層)と信用力が低い人(サブプライム層)があり、サブプライムローンはそういった人向けのクレジットや自動車などのローン全般を指す言葉です」
「その中で今問題になっているのが住宅のサブプライムローンというわけね」
「そうです。所得が低いということは、返してもらえなくなる可能性が高いので、金利も高いものに設定されますが、当初数年間は金利が低く抑えられています。」
「ゆとりローンみたいね」
「サブプライムローンの審査基準は無しと言ってもいいぐらいで、所得の審査や職業に従事しているかということさえ調べなかったらしいから驚きです」
住宅バブルの崩壊
「そんな基準や高金利でもうまくいっていたのは、住宅価格の値上がりが見込めたからでした。高金利でも数年後には住宅の値段が上昇するから、その資産を担保に低金利ローンに借り替えたり、新たな住宅を取得する事が可能だったのです」
「あら、これと同じような話を聞いた事が・・・」
「そうです。日本の土地バブルです。あの時も住宅は永遠に値上がりすると信じられていたし、早く買わないと値上がりして買えなくなるという想いをみんな抱いていたのです」
「今思えばそんなことあるはずないのにね」
「同じ事がアメリカでも起こりました。どこまでも値上がりするものなんてありません。値上がりは止まるのに金利が上昇する事でサブプライムローンを支払えなくなる人が増えてきました。そしてついに、サブプライムローンを専門に扱う会社が経営難になるなど、その影響が表面化し始めたのです」
債権化
「サブプライムローン問題の被害がここまで大きくなったのは、その仕組みのせいでした。貸せば貸すほど土地が値上がりする、ローンの返済がスムーズにいく、貸し手の銀行は儲かる、だからまた貸すという循環でした。そしてさらにそれを債権化していたのです」
「債権化って?」
「ローンを集めてまとめて、高金利の利回り証券として売り出したのです。この高利回り商品に世界中の金融機関やヘッジファンドといった投資家が群がりました。そしてさらに小口債権として売り出すなどしたため、実態がわからなくなってしまったのです」
「借金の又貸しね。私だったら誰にいくら貸してるかわからなくなっちゃうわ」
「それが世界規模で起きてしまったのです。いったいいくらぐらいの損失になるのか、すぐに把握できなかったんです。そこでみんな、自分だけは大きな損失を受けないようにと、債権を売り払ったり土地を売ったりしたのです。そしたらまた土地の値段が下がる。またサブプライムローンを支払えなくなる人が増える、という悪循環が続いたのです」
「それでどんどん被害が拡大したのね。水不足のときに水を買い占める人がいるから、余計に足りなくなるのとに似てるわね」
「ここへきて、ようやく損失の全貌がほぼ計算できたようです。シティグループなどの巨大な金融機関が、多額の損失を計上し大幅な下方修正を出しています。実は私、シティグループ株も保有してるんですけど大幅下落です…」
「サブプライムローン問題はファイナンシャルプランナーのフトコロにも直撃したのね」

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