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2008.02.14

丸八証券と株価操作のニュースについて

名古屋の証券会社の丸八証券が、一任勘定で相場固定取引を行っていた事が判明しました。どういうことかわかりやすく解説します。

一任勘定とは

「まずは一任勘定から説明するとねー、普通は株取引って自分で注文するでしょう?だけど一任勘定っていうのは『お金は出すから取引は任せるわ』って言って、売買を相手に任せちゃう事なんだわ」

「(うっ、名古屋弁が出た)それは問題なの?」

「これができるのは、細かな調査の免許を受けた投資顧問会社だけなんだわー。普通の証券会社も昔は当たり前のようにやっとったけど、これをやると特定の顧客にいい思いをさせるために、滅茶苦茶な取引ばっかしてねー、今は禁止になってまったんだわ」

「どういうこと?」

「特定のお客さんに必ず儲けさせますって言って、最初にある株を買うでしょー。その後にほかのお客さんにもその株を高い値段で買わせるんだわね。そんで最初に買ったお客さんの株は、そのときに売るんだわ。そしたら最初の客は絶対に儲かるがね」

「それじゃインチキじゃない」

「そうでしょう。だもんで今は一部の例外を除き禁止されとるんだわ」

新規上場と主幹事

「なぜ丸八証券は株価操作を行ったの?不正に儲けようとしたの?」

「そういうわけでもないんだわ。今回株価操作があったケイエス冷凍食品は、丸八証券が新規上場をする主幹事だったんだわ。」

「新規上場って?」

「証券取引所で株の売買ができるようにする事。普通のそこら辺にある会社の株は買えんでしょう?だけど上場すると一般人でも買えるようになるんだわ。一般人でも買えるという事は損失が一般にも及ぶかもしれんって事。ほんだもんで証券取引所と証券会社がこの会社は大丈夫ですって審査をするの。そのメインの証券会社が丸八証券だったんだわ」

「ふーん。何で株価操作をしようとしたの?」

公募価格のかけひき

「上場する直前に、公募って言って先に売り出すんだわ。その公募価格で買った人は、上場と同時に売り出せば儲かる目算なんだわね。じゃないと誰も買わんでしょー。だもんでその証券会社は公募価格の決定にはすんごい神経使うんだわ」

「最初から安くしとけばいいんじゃない?」

「それやると、今度は新規上場した会社から怒られてまうんだわ。新規上場したときの最初の値段を初値って言うんだけど、初値が公募価格よりあまりにも高いということは、一般投資家はその会社の価値を証券会社より高く見てるって事でしょう。自分たちは安い公募価格で株を売らされて損してまったがね!って怒ってまうんだわ」

「そっかー、高くてもダメ、安くてもダメなのね」

メンツを保つため

「ほんだもんで丸八証券は一任勘定を使って、公募価格で買い支えたんだわ。目的は誰にも怒られずにメンツを保つため。初めての新規公開株の主幹事で、これから会社の規模を拡大していくためにも格好をつけたかったんだよ。これも昔はみんなよ〜けやっとったんだけど、悪しき習慣だわな」

「株価を誰かに決められちゃったら公正な取引ができないものね」

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