2008.02.29
京都議定書?二酸化炭素排出権取引とは?
夏の暑さが年々ひどくなる一方、寒くない冬というのが感じられるようになってきています。地球温暖化の現象はなんとなく体感できるところまで来てしまっています。
地球温暖化の原因として二酸化炭素の増加が挙げられますが、その排出権を取引するとはいったいどういうことでしょうか。日本の問題点が浮き彫りになってきた気がします。
京都議定書
「毎年夏が暑くなってるもんね。冬が暖かくなるのは冷え性の私には好都合なんだけどね」
「私は暑いのは苦手ですから勘弁して欲しいですよ。このまま暑くなれば生態系の変化や海面上昇などたくさんの問題が発生します。そこで各国の代表が1997年に京都で集まって会議をし、二酸化炭素などの排出量を削減する目標を立てました。この会議の議決が京都議定書とよばれるものです」
「地球の未来のためにみんなで協力しようっていうのね。素晴らしいわ!」
「最大の排出国であるアメリカは締結を見送ってしまっているのですがね。日本は2008~12年の平均排出量を1990年当時の排出量から6%削減する事になっています」
日本は・・・
「今年の数字からなのね。今のところどれぐらい削減できたのかしら?」
「日本は8%の増加です」
「すごいじゃない!さすが京都で始めただけあって、環境問題に真剣に取り組んでいるのね。2%も上乗せしてるんだ!」
「・・・違うんですよ。8%の増加です。減らすどころか増えてしまっているのです」
「・・・あはは」
二酸化炭素排出権取引
「欧州各国と比べて、いまいち日本は環境問題に危機感を持っている人が少ないように思います。国民全体として意識が低いですね。目に見えないものには無関心という国民性でしょうか」
「そうそう、あれだけ環境のためにエネルギーを節約しましょうって言っても動かないのに、ガソリンが高くなったとたんに控えるようになってるものね。目先の事ばかり考える人が多いのかしら」
「環境問題が危機的な状況にあるということを知らないということもあるかもしれません。そして、2012年までに日本は計画の達成は不可能のようです」
「でしょうね。現在が削減どころか増加になってしまってるのでは」
「そこで二酸化炭素排出権取引なんです。これは目標を上回る量の削減をできた国から、その分をお金を出して買い取って達成した事にするんです」
「そんなんでいいの?」
「はい、これは議会で認められていることです。しかしこれは、やっぱり日本はお金で解決するといういう風に諸外国から見られますよね」
「日本はそんなものまで輸入に頼るのね…」
市場のリスク
「だけどこれにも問題があります。高値を吹っかけられたり、投機の資金が流れ込んできたら、いくらの費用がかかるかわかりません」
「それを払うのは…」
「私たちの税金です。税金を無駄にしないためにも、環境問題に敏感になる必要がありますね」

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