インフレとデフレと株式と債券

インフレとはインフレーションの略です。インフレは物価が上昇し、貨幣価値が下がることです。

インフレと債券

インフレになると通貨の価値が下がります。100円のモノが200円になるということは、通貨の価値が半分になったということです。このようにインフレ時は、お金を持っているとどんどん価値が下がるために、実質的には損をしてしまいます。

反対に借金をしている場合、借金の価値も下がります。ハイパーインフレが襲ってきたとして、100円の缶ジュースが10年で100万円になったとします。10年前に100万円借金していたとしても、10年後は缶ジュース一本分返すだけでいいのです。

このようにインフレの時は手元に現金(および現金類似商品)をもたずに、借金をしたほうが得をします。通常、そんな借り得にはならないようにインフレになると金利が上昇します。

しかし固定金利の場合、金利は変動しません。そのため人にお金を貸す、長期債券はインフレ時には目減りしてしまうため、債券はインフレに弱いとされています。

インフレと株

物価が上昇するということは、それを売る企業の売り上げも増えるということです。物価が上昇してくれば賃金も上がり人件費も余計にかかるようになりますが、人件費の上昇スピードは物価の上昇スピードほどではありません。

売り上げに対する人件費を抑制することができるため、利益も伸びてきやすいのです。

また企業の持つ資産も、インフレにより含み益を持つようになってきます。土地を持っていると影響が大きいですね。インフレになると土地の価格も上昇しますから。

株の価値(BPS)も上がるため、安くなった通貨では同じようには買えません。株価も一緒に上がっていくのです。株はインフレに強いとされています。

デフレとは

デフレとはデフレーションのことで、インフレの正反対の影響が起こります。すなわち物価が下落し、貨幣の価値が上がり、預金をしている人が儲かり、借金をしている人が苦しくなるのです。

デフレになると金利も下がりますが、金利がマイナスになることはありえません。そのため、ゼロ金利といえど購買力がだんだん強くなってくるのです。

バブル崩壊後、日本経済はデフレの道を歩みました。そこで一番資産運用をうまくできたのは、リスク商品を買わなかった一般国民なのです。日本人は運用をしないとよく言われますが、一番利益を上げたのは長期固定金利の郵便貯金をコツコツしてきた、いわゆる普通の人たちだったのですね。

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