暴落。そして「日経平均4000円時代が来る」

日本株がすさまじい暴落。2007年から比べて、2008年10月には日経平均株価も半値まで下げてしまいました。誰がここまで下げると予想していたでしょうか。しかし、それを予言していた人物、書籍があったのです。

大竹愼一氏の2005年の著作

それがこのエントリーのタイトルと同じ、日経平均4000円時代が来るです。この本が書かれたのは2005年。当時の株式市場は2003年に大底を打ち、12000円まで上昇して投資がブームになっている頃でした。

当時のこのタイトルはかなり奇異に映ったと思います。当時のエコノミストやアナリストは20000円越えをするという予想をしている人もいて、日本株が将来に低迷するなんて誰も考えてなかったと思います。

10年間の日経平均株価

しかしこの本では、2012~15年に日経平均が4000円で底を打つとはっきり書いてあります。7~10年先の日本経済を予想した本であったのです。

私自身もこの本のことは忘れていましたが、8000円台へと下がった日経平均株価を見て急に思い出されました。

予言されてた事柄

今読み返してみると全てが全て、書いてある通りになっている(あるいは近づいている)わけではありません。ただ、恐ろしいほど的確な予言もありました。

格差社会による富の集中、所得の低下による貧困層の増加、そして金余りによる米国のアセットバブルと崩壊です。

このワールドダラーの過剰流動性は、アセットバブルに結びついた。株や債券が暴騰し、石油や金属などの商品がやはり暴騰し、アメリカ国内の住宅価格も急騰してしまった。

石油やアメリカの住宅の暴力的な値上がりですね。

アメリカの通貨当局としては、このアセットバブルは抑えねばならない。FF金利を上げ始め、マネーサプライも絞り出した。

このようなマネーサプライの伸び率の減速と商品相場の高騰は、確実に景気を不況へと追いやり、株式市場も調整せざるを得ない。

大竹愼一氏はウォール街のファンドマネージャーです。この先の経済が、どうなるかわかる人にはわかっていたのですね。そして短い文章ですが、読むと恐ろしくなってくる言葉があります。

しかし、それは、何回にも分けてやってくる大波の一つでしかない。

一直線に急降下するわけではないと説いています。上げたり下げたりしながら、2012~15年頃にやっと大底を迎えるのです。

その時の日本の状況は、長期金利4~5%、失業率10%、所得が半値以下になり日経平均が4000円程度まで暴落せざるを得ないというものです。そんなわけないよ、ってタカをくくっていましたが、あながち笑って見過ごせられなくなっているのがあなたも本心ではないでしょうか。

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