政策金利と株価と利下げ
金利が下がると株価が上がる。これはこの世界ではものすごく当たり前のことです。
利下げと株価上昇の関係、アメリカと日本のゼロ金利政策の影響の違いを見てみましょう。
君が変われば世界も変わる
風が吹けば桶屋が儲かるという言葉がありますね。風が目に入り、目が見えなくなった人が三味線を弾くので、猫の皮を集めるためねずみが増え、桶がかじられるために儲かるという話です。
金利と株価の関係はもっと直接的です。
株式の保有は投資の手段であるため、資本を増やすというのが最大の目的であります。大きなリスクがあるのは承知で、リターンを得るために行っています。
いっぽう、金利を狙った投資というのは、株式投資ほどリスクは高くはありません。(変動もありますが)リターンも初めからある程度わかっています。
そのため金利が上昇すると、リスクを負わずに高い利回りが得られるため、資金は株式投資から債券投資へと移動します。金利が下がれば逆の動きが起こるわけです。
株式益回りとはという記事にも関連した事が書いてありますのでどうぞ。
利下げの影響

このグラフは価格.comの外貨預金 - 政策金利比較のものです。2000年以降の各国の政策金利が時系列の表になっていますので大変参考になりますよ。
さて同じゼロ(に近い)金利である日本と米国ですが、内情はまったく違ったものとなります。
日本は預金大国であるため、ゼロ金利で利息収入を失うのは国民になります。そして恩恵を受けるのは企業であり銀行です。この日本のゼロ金利は池田信夫さんがゼロ金利で得したのは誰かという記事で解説してくれています。
いっぽう、アメリカといえば借金大国です。国もそうですが国民もそう。そのためにゼロ金利になると国民は大喜びになります。
これは木走正水さんのブログの借金国家と預金国家ではゼロ金利政策の意味は正反対という記事に大変興味深いエピソードが紹介されています。
それとご承知のことだとは思いますが、2008年末の急激な円高は、世界各国が利下げしたのに日本だけは利下げをしなかったため、相対的に利上げしたものと受け止められ買われたからです。
志願するものは一歩前へ!と言われて、一人を残して全員が一歩下がったため、動かなかった一人が抜擢されるジョークを思い出しました。
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