ROE戦略

ROE(株主資本利益率)の高い銘柄に投資した場合のリターンはどうだ!バフェットも良いと言っているぞ!

またも芳しくない

全銘柄からROEの上位50銘柄を買いますと、45年間で1万ドルが250万7367ドルになり、複利で13.06%となります。これは全銘柄を買った場合の267万7557ドルに微妙に負けています。

大型株からROEの上位50銘柄を買いますと、1万ドルが45年間で113万8300ドルになりました。複利ベースで11.10%になります。ぱっとしません。

ROEごとに投資した場合の十分位数分析

全銘柄のROEごとのリターン図

十分位数分析をしてみましょう。ROEが1が1番高いグループで、10が1番低いグループとなります。11は全銘柄のリターンです。これまた微妙な結果です。2番目3番目に投資した方がリターンが良いです。また8番目も良いですけども、8番目を選んで買うっていうのもなんかねえ(笑)。

大型株のROEごとのリターン図

大型株です。1が1番高いグループ、10が1番低いグループ、11は全大型株のリターンです。こちらも2番目3番目は良いリターンです。

ROEが図抜けて良い銘柄は買うなということになりました。平均よりは高いのを選ぶのが得策です。バフェットが好むのもROEが高い銘柄ですが、彼の場合は消費者独占型企業に限定しています。単純にROEが高いというのは見送りです。

こう見るとグロース株指標の結果はさんざんです。いい成績だから株価がいつでも買いというのは誤りのようです、フィッシャー先生。高成長銘柄にはすでに高い株価がついてしまっていることが原因だと思います。しかし注意してほしいのは、これらはグロース指標だけで投資した場合の結果ということです。株価も業種もなにも見ない場合ということです。詳細な分析に基づくものだったらまた違う結果かも知れません。

しかし大雑把にわかった事があります。株価が価値(=バリュー)を超えてしまっては、どんな成長も実を結ばないということです。これであらためてバリュー投資の優位性が実証されました。

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