RS戦略~テクニカル投資の可能性~
RSとはレラティブ・ストレングスの略です。これは年間上昇率のことをあらわします。さて、あなたは上がった株を買うか下がった株を買うか、どちらがパフォーマンスがよいと思いますか?
テクニカル投資の可能性
これは今までの指標と明らかに趣が異なります。今まではすべてファンダメンタルズにもとづくものでした。しかしこれは株価のみに着目したものです。中期的なテクニカルといっても過言ではありません。
ここで私はテクニカルの可能性について少し考えました。例えば1番単純なテクニカル指標であるゴールデンクロスにしても、45年間という長い期間で、おまけに多くの銘柄で試した場合に、いったいどれくらいのリターンになるのか。プラスにしろマイナスにしろ、ちゃんとした統計が出せるのなら賢明なる投機が行えるかもしれません。
というのもこのRS戦略には意外な結末が待っているからです。
RS戦略4つのパターン
全銘柄からRSの上位50銘柄を買いますと、45年間で1万ドルが411万3706ドルになり、複利で14.31%となります。これは全銘柄を買った場合の267万7557ドルを上回っています。
大型株からRSの上位50銘柄を買いますと、1万ドルが45年間で442万9185ドルになりました。複利ベースで14.50%になります。これは大型株に単純に投資した場合の3倍以上におよび、もちろん全銘柄よりも優れています。
全銘柄からRSの下位50銘柄を買いますと、1万ドルが45年間で4万3040ドルになり複利でなんとたった3.3%のリターンでした。まさかここまで差がつくとは。
大型株からRSの下位50銘柄を買いますと、1万ドルが60万5645ドルになり、複利ベースで9.55%になります。全銘柄の下位よりはマシですが、さんざんな結果です。
RSの十分位数分析

十分位数分析をしてみましょう。RSが1が1番高いグループで、10が1番低いグループとなります。11は全銘柄のリターンです。すごい明らかな結果です。去年上昇した株は今年も上がるということです。また、去年下がった株は今年も上がりません。

大型株です。1が1番高いグループ、10が1番低いグループ、11は全大型株のリターンです。こちらも前年上昇したグループがよい結果です。
あなたの予想はどうでしたか?私は上昇した株は下がると思っていました。ところが見ての通り結果は逆です。去年上がった株は今年も上がります。上昇トレンドという言葉を聞いたことあると思いますが、まさにその状態であると思います。
テクニカル投資の可能性をまざまざと見せつけられました。
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