バフェットからの手紙の最新版
バフェットからの手紙と言えば、バフェットがバークシャーハサウェイで株主たちにおくった手紙(レター)がまとめられたものです。が、本の出版が2000年なので当然それ以前の株主総会のものです。
2008年の株主総会に出席した人のブログと、株主総会のバフェットの言葉を、米国在住の方が邦訳したブログがありましたのでここにまとめてご紹介します。
というより私自身がいつでも読みたいので整理しておきます。
板倉雄一郎事務所
バークシャー・ハザウェイ株主総会という記事から読めます。
ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガーという2人の経営者が有名なBRKであるが、バフェット77歳、マンガー84歳。早く行かなければ、経営者が変わるかもしれないとの焦りもあった。
まったくその通りですね。歴史に名を残す人物と、同じ時代を生きていることの意味を、もっと考えないといけないのかもしれません。
そして何とバフェットとマンガーと面談しています。『日本市場に特化した人を雇う気ないか?』と聞いた時、バフェットはなんて答えたのでしょうか…?
ブログ:戦略的ハイテク株投資
米国株情報やバフェットの話題が豊富な、米国在住のAlpha氏のブログです。当然英語も堪能ですのでこういうことができるんですね。実に素晴らしいです。
- 【 ウォーレン・バフェットの株主とのQ&A ( CNBC ライブ・ブログから) 】
- 【 ウォーレン・バフェットの株主とのQ&A -午後の部( CNBC ライブ・ブログから) 】
2008/05/03のバークシャーハサウェイの株主総会の午前の部です。バフェットがいまだにグレアムの「賢明なる投資家」を薦めてるのがうれしかったです。
会場の写真がすごいです。人気歌手のコンサートのようになっています。午後は現在の政治・経済の話題が多かったようですね。サブプライムローンや中国の問題についても触れています。12歳の子のグレアムを引用した質問には驚きました。
2007年度版バフェットからの手紙
バフェットからの手紙のレターを訳したものです。素晴らしい!全部読むとかなり長いので、☆マークがついているのだけでも読んでください。私のおすすめです。
- バフェットからの手紙-2007年版
- バフェットからの手紙 (2)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (3)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (4)- 2007年版☆
- バフェットからの手紙 (4-2)- 2007年版☆
- バフェットからの手紙 (4-3)- 2007年版☆
- バフェットからの手紙 (4-4)- 2007年版☆
- バフェットからの手紙 (5)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (6)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (7)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (8)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (9)- 2007年版☆
- バフェットからの手紙 (9-2)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (9-3)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (10)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (10-2)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (10-3)- 2007年
- バフェットからの手紙 (11)- 2007年版
- バフェットからの手紙 (11-2)- 2007年版
2007年までバークシャーは複利で21.1%のEPS成長率を遂げてきたのですね。サブプライムローン問題など金融部門での懸念を株主に正直に話すところは、バフェットらしく正直で理想的な経営者と言えるでしょう。
バークシャーの42年間の歴史の利益伸び率と、今後の展望について話しています。出世するために社内で足を引っ張りあうことのない、優秀なスタッフたちもバークシャーの魅力ですね。
2007年度のクリスマスの日に、ロックウッドチョコレートを買収することになった報告です。
バフェットの考える良いビジネスについて説明がなされています。つまりは消費者独占型企業のことで、バフェットが所有したいと考えるビジネスが記されています。(4)シリーズは必見です。
(4-2)はセクションが長いので分けられたものです。消費者独占型企業であるシーズキャンディー(右は商品)の、年間わずか2%の販売量の伸び(35年間で2倍)で売り上げは12倍以上になったというエピソードはすごいですね。消費者独占型企業に追加資本はほとんどいらないという話も出てきます。
消費者独占型企業でない、普通の企業の場合の成長について書かれています。成長のバリューがなく、収益のバリューで投資したバフェットの銘柄についての話です。普通の企業は成長するにしたがって巨額の資本を必要とするのです。
バフェットの投資による失敗談を「告白」しています。あやうくシーズを買い損ねるとこだったこと、買収を持ちかけてきた素晴らしい投資案件を断ってしまったこと、Dexterの買収は失敗だったことをユーモアを交えて話しています。

2007年のバークシャーの保険事業の業績について語っています。保険事業は預かり資産を運用できるので、バフェットにとっては鬼に金棒といったところでしょう。
公共事業の投資と、バフェットが買収時にほんの少し値上げさせられたエピソードを話しています。もっともそれでも良い買い物だったようです。
小売事業の業績についてです。可能な限り安く買うことが、その後の利回りを良くするということがわかります。その他に、優れた人材は履歴書には書いてないということも話しています。
金融部門の業績についてです。アメリカの「組み立てられてから運ぶ住宅」というのに驚くのと、サブプライムローン問題直撃だった2007年も、それほどの損失がなかったことは賞賛に値しますね。無理な融資がなかったことだとAlphaさん(邦訳者)も話しています。
投資についての話で必見です。株価を見るのではなく企業を見るというポリシー、消費者独占力と収益が大切だという話です。中国株のペトロチャイナの売却についても語っているのですが、やはり計算された価値というものが存在して、価格がそれを大幅に超えたために売却したようです。その際の小話の毒舌に吹きました。
我々は我々のペトロチャイナの(売却による)利益に対して12億ドルの税金をIRSに納めました。この額は米国政府のコスト-防衛、社会保険、その他-の約4時間分に相当します。
デリバティブが会計上、四半期ごとに含み損益を反映したものになるが、株主の皆さんにはどうかそれに影響されないようにと話しています。バフェットもまた、含み損益は実現損益でないと考えていますから。
米ドル安の影響について言及しています。米ドル安で理屈では貿易赤字は縮小されるはずだが…という話です。
バークシャーの意外な為替投資先を書いてあります。すでにその国の通貨で大きな利益を上げています。それからバフェットの後の後継者問題についても語っています。

今まで他社で行われてきた、ストックオプションの不正な行使方法などにふれています。後半はインデックスの話になっています。
上の後半部分から引き続きインデックスの話です。私も以前から思っていたのですが、株式の収益率が過去のまま続くと、ニューヨークダウが約2,000,000近くになるという話です。そして大多数のアクティブファンドとパッシブファンドのどちらに軍配が上がるか。見るまでもないことですね。
保険業の支払いは、昔のものがいつやってくるかわからないという話です。日本の保険会社も支払い漏れがいくつも発覚し問題になりましたね。万全を期しているバークシャーでさえ確実ではなく、会計を操作している企業の、高すぎる年金プランの将来にたいして警鐘を鳴らしています。
バークシャーの株主総会の予定をユーモアを交えて話しています。バークシャー傘下の企業の商品を株主割引価格で買えるようです。
バークシャーの株主総会は、外国人(非アメリカ、カナダ人)は特別待遇を受けられるようです。先に紹介した板倉さんはこのおかげで二人と対面できたのですね。お祭りのような株主総会が、バフェットの一番の楽しみだと語っております。
以上です。訳してくださったAlpha氏に拍手です。

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