配当金とは

出資したお金は株主に返さなくていいことはわかったよね。ということは株主の立場からすると、出資したお金が返してもらえないことになる。じゃあどうやって株主は利益が出るんだろう。

それが配当だよ。配当金ともいうんだよ。

利益が出るまで

お金の流れを順番に追っていこう。さっきのおもちゃ屋さんで説明するよ。今からする説明は、わかりやすくするために単純にしているから、実際は少し違うからね。

まず株主が、お店をやりたい人に500万円出資したね。株主は500万円出しましたという株をもらった。ここまでがさっきの話だね。

お店をやる人のことを「経営者」っていうよ。経営者は500万円を元手に、おもちゃ屋のお店を借りたり、レジを買ったりしたよ。

それから手伝ってくれるアルバイトの人も雇ったよ。この人には給料を払ったよ。経営者にも給料は支払われるよ。働く人にはみんな給料が出るんだ。

おもちゃ屋さんがオープンするっていうチラシを作ったりもしないとね!これにもお金がかかるよね。

最後におもちゃを仕入れたよ。最初の500万円はすっかり無くなってしまった。大丈夫かな?

いよいよおもちゃ屋さんがオープンした。いっぱいお客さんが来てくれたおかげで、お店は繁盛した。準備したおもちゃは全部売れて、レジのお金を調べたら800万円になってたよ。やった!儲かったね!

儲けから税金がひかれる

800万円がすべて株主のものになるわけじゃないんだ。ここから儲かった分に対して税金がかかるよ。800万円稼ぐのに500万円使ったから、利益は300万円だ。40%が税金になるから120万円を国に納めないといけないよ。

ひどい気もするけど、税金を払わないと逮捕されて刑務所に入れられちゃうからガマンしないとね。

さて、残りは800万円-120万円で680万円だ。だけど出資した500万円は基本的に返してもらえないよ。どうしてもっていうなら方法がないわけじゃないけど、返さなくていいっていう約束で出したお金だからね。残った利益は180万円。ここからどうしようか。

株主のみんなで話し合う

経営者を交えて、株主のみんなで利益をどうするか話し合うよ。これを「株主総会」って言うんだ。「株主」が「総」出で「会」議をするから株主総会だね。ここで配当金の金額を決定するんだよ。

180万円を配当金としてもらう選択もある。だけどおもちゃをもっと仕入れれば、次はもっと儲かるかもしれない。だから配当金は少しだけ、あるいは無しにして次に備えようか、なんて話し合って、みんなで決めるんだ。

株主はこうやって配当をもらえるから、お金を儲けられるんだよ。配当が出るようにするには、お店が利益を出さないといけない。だから、ちゃんと経営をやっているか株主はチェックしないといけないんだよ。真面目に働かない経営者だったら困るもんね。

株主総会では、真面目に働かない経営者をクビにすることもあるんだよ。

それから配当は株の数によって割り振りされるんだよ。株主が何人もいる場合、出資した金額によって持ってる株の数が違うよね。多くの株を持ってる人は多くもらえるし、少ししかない人は少しだけだ。