子どもの株式投資とお金の勉強へようこそ

このサイトは「かねなし父さん」が、自分の小学生の子どもに向けて、株式投資とお金について教えるために書いています。

ほかの子が見てくれてもいいんですけど、文章は自分の子どもに向けて書いてるために、ちょっと表現が変なところもあるかもしれません。

自分の子が理解できるように、やさしくわかりやすく、そしてお金で失敗しないように愛を込めて書いています。だから、きっと他の子にも役立つと思います。

文章は大人が書いていますが、挿絵はうちの子が描いています。今のところ紙に書いてスキャナーで読み込ませています。

順番に読んでいくには右横→のサイドバーからどうぞ。

↓は新着記事になっています。


未成年者でも口座が作れる証券会社

そもそも株取引って子どもでもできるのだろうか?

未成年者は口座を作れない証券会社も多いが、以下の三つの証券会社では口座を作る事ができるよ。ただ、どこも親の協力が必ずいるから、親に内緒で始めることはできないよ。

  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 松井証券

ちなみにインターネット以外の証券会社は、手数料がインターネットの証券会社にくらべてバカ高いから比べるまでもないよ。

SBI証券

父さんが普段から使っている証券会社だよ。未成年者の口座開設には、親も口座を開いていないといけないけど、うちの場合はもうやっているからちょうどいいよ。

15歳以上と15歳未満で考え方が少し変わってくるよ。15歳以上の場合は、取引主体を本人にできるけど、15歳未満は親が取引主体になるよ。どういう事かというと、口座の名前は子どもの名前だけど、取引自体は親しかできないってことだ。

それに口座開設には、両親の協力が必要だ。母さんにも話をしないといけないね。親が片方しかいない子や、親以外が保護者になっている子はこの限りじゃないけどね。

SBI証券のサイトへ行って、必要書類を送ってもらうところからはじめるけど、ここから先は子どもだけじゃ無理だから、ちゃんと理解してもらって親にやってもらおう。

  • 国内株式現物
  • PTS取引(SBI PTS)
  • 単元未満株(S株)
  • 新規上場/公募増資・売出
  • 立会外分売
  • 外国株式(米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア)
  • 投資信託
  • 債券

未成年口座でもたくさんの取引ができるのも魅力だね。手数料も安いから、ここでやるのが良いと思うよ。

マネックス証券

ここも未成年者でも口座が作れるけど、ここの証券会社は好きじゃないからおすすめしないな。

むかし、ライブドアという企業の社長が逮捕された時に、マネックス証券がとった行動が違法ではないものの酷いことだったんだ。将来株に詳しくなった時に、「マネックスショック」という言葉を調べてみるといいよ。

直接被害を受けたわけじゃないけど、見ていて酷いと思ったからね。だからこの証券会社は使わないで欲しいよ。どんな取引ができるかを調べる気すらしないよ。

松井証券

松井証券にも父さんは口座を持ってるよ。ここも親も口座を持っていないと、子どもの口座を作れないよ。扱えるのは以下の通り。

  • 現物取引
  • 新規公開、公募・売出し
  • 立会外分売
  • 預株(よかぶ)
  • 米ドルMMF

扱える商品はSBI証券より少ないけど、10万円以下は手数料が無料だったりするから、こっちも良いと思うよ。口座を作るなら松井証券の口座申し込みのサイトへ行って、手続きを始めよう。

株を買うときは証券会社に注文する

株は売買できることがわかった。だけど、売ってくれる人を探すのは大変だし、売買するやり取りをちゃんとやるのも大変だ。

実際の株の取引は、証券会社という専門の会社に注文して頼むんだ。

買える株式会社は上場会社

町で見かける、なんとか株式会社っていうのがあると思う。そういう会社も、もちろん株式会社だから株式を発行して株主がいる会社だ。だけどその会社へ行って、株を売ってくれっていっても相手にしてくれない。言われた方もびっくりすると思うよ。

株式会社っていうのはたくさんあるけど、普通の人が買える会社は、証券取引所に上場している会社だ。言葉が難しいね。

「証券取引所に上場する」っていうのは、誰でも株を買えるようにしますって登録する事だ。

審査を受けて証券取引所に上場された会社の株は、誰でも買えるようになっているんだよ。トヨタ自動車とか、バローとかも上場しているんだよ。だから、バローの株主になることもできるんだよ。イオンもね!

証券取引所

証券取引所は東京とか大阪とか名古屋にあるよ。外国にもあって、ニューヨークとか上海とかにもあるけど、外国の株を買うのはまだちょっと難しいから、まずは日本の株を覚えよう。

近所のなんとか株式会社っていうのは、何をやってるか、いくら儲けてるかなんてわからないよね。だけど、証券取引所に上場している会社は、どんな業務をやっているか、今年はいくら儲かりそうかなんて事を、みんなにちゃんと伝えているんだ。

そういうのをちゃんと調べれば、今にもつぶれそうとか、これから儲かっていきそうだなっていうのがわかるようになっているんだよ。

証券会社

証券会社は、証券取引所に上場している株を、売ったり買ったりという注文を受けてくれる会社だ。証券取引所に売ってくれって直接言っても、相手をしてくれないからね。

そのためには証券会社に口座を作って、先にお金を渡しておかないといけない。

お金を口座に入れて買い注文をすれば、証券会社が証券取引所で買ってくれてきて、晴れて君も株主の仲間入りとなるんだよ。

株の損は決まっている

株で損をして、借金がすごい人とかって話を聞いた事があるかもしれない。株で損をするときは、ものすごくたくさんのお金を無くしてしまうんだろうか?

そんなことはないんだよ。株で損する一番大きい金額は、株に払ったお金の分だけだ。

株主の責任は株を買ったお金の分だけ

株を買った会社が、お客さんが全然来なくて倒産することになった。この場合は、株を持っていても何の役にも立たなくなり、お金も返ってこない。

だけど会社がいくら借金していても、株主はその借金を代わりに返したりする必要はないんだ。だから株主の損失は、もう返ってこなくなった株を買ったときのお金だけなんだよ。

だから株を始めても、いくらでもお金が取られるんじゃないかって心配はしなくていいんだよ。

例えば100万円準備して始めたら、最悪で100万円無くなることはあるけども、それ以上減ることはないんだよ。10万円で始めたら10万円だし、5000円で始めたら5000円だけしか無くさなくて済むんだよ。

テレビで株で破産してた

映画やドラマで、株で破産した!3億円も借金が残った!って話を見たり聞いたりした事があるかもね。だけどそれは、「借金をして株を買ったから」なんだよ。

3億円借りて、3億円分の株を買ったとするよね。それでその会社が倒産したら、さっき話したとおり3億円分の株は役に立たなくなって、お金は返してもらえなくなる。これはそうだよね。

だけど、3億円を借りた人には返さなくちゃならない。株と借金は別の話だものね。これが例えば株じゃなくて、立派な家を建てて3億円使ったとしても、もちろん返さなくちゃいけないことはわかるよね。

3億円を株で無くしたのと、借金を返すのは別の話なんだ。借金をせずに、自分で3億円準備して株を買った人が失敗しても、3億円が無くなるだけで借金は何もない。借金が残るのは、あくまで借金して買った人だけだ。

だから怖いのは株じゃなくて、借金なんだよ。

家訓「借金で株は買うな」

今から言う事はすごく大事だから絶対に覚えておいてね。

「自分の持っている以上のお金で株を買うな」

父さんの子だから絶対に破産させたくない。今は難しくてわからないと思うけど、信用取引、レバレッジなんて言葉が出てきた時に思い出して欲しい。自分の持っている以上のお金で投資をして失敗すると、二度と立ち直れなくなる。その時点で人生が終わる。

他の人がそれで成功して、ムチャクチャ儲けてるのを見るかもしれないけど、絶対に自分はマネをしちゃいけない。

投資っていうのは長くこつこつとやるものだ。近道をしようとすると、冗談じゃなく死ぬことになる。借金さえしなければ、損する金額は自分でコントロールできるからね。

実際にはそんな簡単に無くならないけど、株っていうのは全部無くしてもいいやってお金だけでやるんだよ。覚えておいてね。

株は人に売る事ができる

お金を出資して株主になった人は、お金を渡した人からは返してもらえないことはわかったよね。

その代わりに、他の人に株を売る事ができるんだよ。

株の売買で権利もバイバイ

発行した株は、他の人に譲ったり売ったりする事ができる。これで株主は、出資した資金を回収することができるんだよ。

新しく株主になった人は、前の株主の条件を全て引きつぐよ。配当をもらったり、株主の会議である株主総会に出たりすることができるようになるんだ。

前の株主は、株を全部売ってしまったら全ての権利を失うよ。配当をもらえないし、株主総会にも出られなくなる。全ての権利を新しい株主に渡して、もう関係はなくなるんだ。さよなら、バイバイだね。その代わりにお金が入るんだよ。

値段は自分たちで決める

ここが大事なんだけど、いくらで株を売るかというのは自分たちで決めるんだ。はじめに500万円出資したんだけど、それを1000万円で売ってもいいし、300万円で売ってもいいんだ。どういうことだろう。

配当金の話をしたよね。儲かっている会社からは、株主は配当金を受け取る事ができる。それならたくさん配当金を出す会社だったら、多少高く買っても得をするでしょ?

毎年100万円の配当金を出す会社なら、100万円余分に払っても1年で元が取れる。2年目以降は配当金分儲かるよね。だから儲かってる会社の株が欲しい人は、出資金以上の金額でも払ってくれるんだ。

だから500万円分の株も、1000万円で売る事ができるって事なんだ。これが株式投資の醍醐味(だいごみ。面白いとこって意味)だよ。

それに1000万円で買った人も、他の人に将来1500万円で売れる可能性もあるよね。このように、自分で買った値段より、他の人に高く売る目的で買うこともあるよ。会社がどんどん儲かって大きくなれば、毎年の配当金が1000万円になったりするかもしれないしね。

自分よりもっと高く買う人がいれば、先に買ってその人に売れば儲かるからね。だから人気のある株は高くなるんだよ。

安くしか売れないとき

逆に値下げしないと売れないこともある。あんまりもうかってなくて、配当金が出せそうにない会社や、お客さんが全然来なくってお店をやめないといけないところの株なんて欲しくないよね。

そんな株は当然最初の金額なんかでは売れない。安くしたら、ひょっとして誰かが買ってくれるかもしれないけどさ。だから株の値段を下げてでも売ろうとするんだよ。

欲しい人が全然いない、人気のない株はどんどん安くなる。

株の値段はこうやって、買いたい人と売りたい人が納得して決めるんだよ。人気のある株は高く、人気のない株は安いって事だ。

配当金とは

出資したお金は株主に返さなくていいことはわかったよね。ということは株主の立場からすると、出資したお金が返してもらえないことになる。じゃあどうやって株主は利益が出るんだろう。

それが配当だよ。配当金ともいうんだよ。

利益が出るまで

お金の流れを順番に追っていこう。さっきのおもちゃ屋さんで説明するよ。今からする説明は、わかりやすくするために単純にしているから、実際は少し違うからね。

まず株主が、お店をやりたい人に500万円出資したね。株主は500万円出しましたという株をもらった。ここまでがさっきの話だね。

お店をやる人のことを「経営者」っていうよ。経営者は500万円を元手に、おもちゃ屋のお店を借りたり、レジを買ったりしたよ。

それから手伝ってくれるアルバイトの人も雇ったよ。この人には給料を払ったよ。経営者にも給料は支払われるよ。働く人にはみんな給料が出るんだ。

おもちゃ屋さんがオープンするっていうチラシを作ったりもしないとね!これにもお金がかかるよね。

最後におもちゃを仕入れたよ。最初の500万円はすっかり無くなってしまった。大丈夫かな?

いよいよおもちゃ屋さんがオープンした。いっぱいお客さんが来てくれたおかげで、お店は繁盛した。準備したおもちゃは全部売れて、レジのお金を調べたら800万円になってたよ。やった!儲かったね!

儲けから税金がひかれる

800万円がすべて株主のものになるわけじゃないんだ。ここから儲かった分に対して税金がかかるよ。800万円稼ぐのに500万円使ったから、利益は300万円だ。40%が税金になるから120万円を国に納めないといけないよ。

ひどい気もするけど、税金を払わないと逮捕されて刑務所に入れられちゃうからガマンしないとね。

さて、残りは800万円-120万円で680万円だ。だけど出資した500万円は基本的に返してもらえないよ。どうしてもっていうなら方法がないわけじゃないけど、返さなくていいっていう約束で出したお金だからね。残った利益は180万円。ここからどうしようか。

株主のみんなで話し合う

経営者を交えて、株主のみんなで利益をどうするか話し合うよ。これを「株主総会」って言うんだ。「株主」が「総」出で「会」議をするから株主総会だね。ここで配当金の金額を決定するんだよ。

180万円を配当金としてもらう選択もある。だけどおもちゃをもっと仕入れれば、次はもっと儲かるかもしれない。だから配当金は少しだけ、あるいは無しにして次に備えようか、なんて話し合って、みんなで決めるんだ。

株主はこうやって配当をもらえるから、お金を儲けられるんだよ。配当が出るようにするには、お店が利益を出さないといけない。だから、ちゃんと経営をやっているか株主はチェックしないといけないんだよ。真面目に働かない経営者だったら困るもんね。

株主総会では、真面目に働かない経営者をクビにすることもあるんだよ。

それから配当は株の数によって割り振りされるんだよ。株主が何人もいる場合、出資した金額によって持ってる株の数が違うよね。多くの株を持ってる人は多くもらえるし、少ししかない人は少しだけだ。

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